整体で診れる症状と診れない症状
ここでお伝えする「整体で診れる症状と診れない症状」を理解しておくことによって、実際にご自身のお体に何かお悩みの症状が出た際に、病院へ行くべきなのか、整体に行くべきなのかをご自身で判断できるようになりますので、ぜひ最後までお読み頂けると嬉しいです。
4つの急性症状(診れない急性症状)
整体で診れる症状は、結論から最初にお話しすると「急性症状以外」になります。
ただ、急性症状とはいっても診れる急性症状と診れない急性症状がありますので、まずはここからお話ししていきます。
診れない急性症状は、「骨折」「脱臼」「打撲」「捻挫」の4症状になります。
このように、“施術“ではなく外傷により”処置“が必要となるものは整体では診ることができません。
もしも整体院でこちらを処置してしまうと法律に関わってしまいます。
こちらは、柔道整復師という職業もしくは医師による処置が許されております。
もしも骨折の疑いがあったり足首を捻ってしまい捻挫した場合には、病院へ受診することをお勧めします。
診れる急性症状
先程、上記で整体では診ることができない急性症状についてお伝えさせて頂きました。
次に整体で診ることのできる急性症状についてお伝えしていきたいと思います。
診れる急性症状とは、1週間前や3日前などと直近10日もしくは14日以内に腰の痛みや膝の痛みなどといった原因やきっかけが思い当たらないけど体の不調を感じてしまっているような状態になります。
多くの方は、まず急性的な体の不調から始まり、やがて3ヶ月、1年とその不調が継続してしまい慢性疾患へと移行していきます。
改善するタイミングとしては、急性の不調の段階で整体院にて施術を行いお体を早期改善しておくことをお勧めします。
急性ですと、まだ不調を抱えて数日から数週間程度ですので施術も多くの回数はかからず改善へと進んでいくことが可能になります。
慢性的な不調となることで、数ヶ月から数年不調を抱えてしまうとその分急性よりも改善していくためには施術回数や施術期間が必要となってしまいます。
上記のような急性期間だと判断でき、尚且つ急性4疾患ではない場合には早期に整体院にて改善する術を受けることをお勧め致します。
そして多くの整体院では、ある程度の病理学や整形外科的な理学テストなどの知識を兼ね備えている先生が多いので、もしも急性4疾患ではないけれども検査や評価をした後に医療機関にて細かな画像診断が必要である疑いがある場合、無理に整体院で施術を行なっていくのではなく、適切な医療機関への受診をお勧めしてくれることが多いので不安にならずまずは整体院へ来院してみて下さい。
整体院で診れる症状は来院した際どのように進んでいくのか
実際に整体院で診れる症状だった場合、来院してからどのような流れ、手順で進んでいくのかについて解説させて頂きます。
1.来院
入口を入ると先生が暖かく笑顔で迎え入れてくれますので、そこで患者さん側はお名前と予約時間をお伝えするとよりスムーズに進んでいきます。
※多くの治療院では荷物カゴが施術スペースにあるのでそこまではご自身で持っておきましょう。
2.問診票の記入
施術スペースに案内されたら、まずは先生もしくは受付の方から問診票への記入をお願いされるので記載していきます。
※この際に可能な限り具体的に記載することで、この後の問診や検査などがよりスムーズになり、先生側の患者さんの状態の把握度が濃くなります。
3.問診
問診票を元に現在のお悩みや、どれほど前から悩んでいたり日々どのようなことが辛いのかなどといったことを詳しく先生がヒアリングしていきます。
※この際に体の情報以外で自分の不安な気持ちなども伝えても良い。
4.検査
問診で聞いたお悩みが具体的にどんな状態なのかを実際に体を触りながら検査、評価していきます。
※この検査を行うことで、現在なぜ痛みが起きているのかといった根本的な原因を見つけることが可能になります。
5.状態説明と治療計画
問診や検査で知り得た情報を元に、根本的に改善していくために必要な通院期間や通院ペースなどを説明していきます。
この際に実際に改善していくためには、どんな施術を行なっていくのかといった治療計画もお話ししていきます。
6.施術
改善するために必要な施術を行なっていきます。
※初回では初めて受ける施術なのでいきなり強い刺激量で行なってしまうと体がびっくりしてしまうので、初回では通常よりも刺激量を少し下げて施術を行なっていくことが多くあります。
7.次回予約とお会計
施術後、次回予約を決めていきます。
早期に良い方向へ進んでいくためには先生からアドバイスされた治療計画に沿った通院ペースをお勧めします。
※あくまでお勧めなので患者さん側の無理なペースや無理な通院方法は良くないので先生としっかり相談した上で決めることをお勧めします。
今回は「整体で診れる症状と診れない症状」についてお伝えさせて頂きました。
1人でも多くの方に参考になって頂けると嬉しくあります。