原因不明!?整体院で見られる五十肩の原因とセルフケア方法
こんにちは!
今回は、「五十肩の治療」というテーマで記事を書いていこうと思います。
五十肩は突然、徐々に痛みが出始め、何がきっかけで原因なのかとてもわかりにくい疾患です。
なので、実際にご相談に来てくださる患者さんからはよく「何が原因ですか?」「この痛みも五十肩ですか?」「自分で何をしたらいいですか?」などの質問をよく頂きます。
なので今回は
・五十肩の原因と症状
・簡単にできるセルフケア方法
この二つのことについて今まで施術してきた経験をもとにお話ししていこうと思います。
五十肩の原因と症状
五十肩だけ見ると歳を取ったらなる疾患のように見えますが、正しい名前は
「肩関節周囲炎」という名前で、レントゲンなどで特に原因が見つからない肩の痛みの場合に「五十肩(肩関節周囲炎)ですね」と診断されることが非常に多いです。
なので、五十肩や四十肩と診断された場合、肩関節に特に問題はないと考えられます。
骨や関節に問題がないと考えられる痛みの原因は、
「神経からの痛み」「筋肉からの痛み」「何かしらの疾患による痛み」
大きくこの3つの原因が考えられます。
・神経からくる痛みの場合、出てくる症状は主に痺れになります。
なので、痺れが出ている場合はどこかの神経が圧迫されて症状が出ていることが考えられます。肩や背中、腕に出る痺れの場合は主に首から出る神経が圧迫されていることが多いので、首のケアを考えていく必要があります。
・筋肉からくる痛みの場合、筋肉の硬さが原因で肩や腕の関節の動きが悪くなってしまい、さらに筋肉に対して負荷がかかってしまい痛みの原因になります。多くの患者さんの痛みの原因は筋肉の硬さにあることが非常に多いので少し詳しく書いていきます。
肩に痛みが出ている時、まず考えることは「肩のどこが悪くなってしまったのか?」です。
腕を動かすには、肩の他に、肩甲骨と鎖骨が動く必要があります。
なので肩に痛みが出ていても痛みの原因が肩甲骨周りの筋肉だったり、鎖骨に関わる筋肉の可能性があるので、この後紹介するセルフケアの方法を参考にケアしてみて下さい。
・何かしらの疾患による痛みの場合、胆石などができていると右肩に放散痛を出したりします。肩以外にも、尿管結石など何かしらの疾患が体の中にあるとそれが原因で強い痛みを出すことがあります。
ただ、痛みの質が筋肉や神経からくる痛みとは全く違うので、
何か今までと全然違う痛みだと思ったら最初に病院にご相談に行くのがいいと思います。
簡単にできるセルフケア方法
上記の筋肉からくる痛みのお話で、肩だけではなく、肩甲骨周りの筋肉や鎖骨にある筋肉の硬さが原因で痛みが出ることがあると説明しました。
今まで、肩に対するセルフケアやマッサージは受けているかなと思いますので、ここでは肩甲骨周りと鎖骨にある筋肉のセルフケアをご紹介していきたいと思います。
・肩甲骨周りの筋肉
腕を上に上げようとすときは、肩甲骨が上に動くことで腕を高く上げることができます。
その肩甲骨の動きを制限してしまう筋肉が肩甲骨の内側についているので、
そこをストレッチしていきます。
1.手を後ろに回して、腰のところで手を組みます
2.手を組んだまま、肘を体の前に無理のない範囲で動かします。
3.軽く体を前に屈める
上記の手順で、背中に突っ張り感や肩甲骨の内側が伸びる感じがあれば大丈夫です。
・鎖骨にある筋肉
腕を上に上げるときに、肩甲骨と一緒に鎖骨も大きく上に動きます。
この鎖骨の動きも邪魔されてしまうと痛みの原因になるのでしっかりケアしていきましょう!簡単です!
1.まず鎖骨を確認します
2.鎖骨のすぐ下をゴリゴリする
3.痛いところを中心にゴリゴリする
鎖骨にはこのように胸の筋肉がついているのですが、この胸の筋肉が硬くなってしまうと、鎖骨を下に引っ張ってしまうので胸の筋肉をしっかりケアしていきましょう。
胸の筋肉のケアは他に、脇をガシっと掴んでゴリゴリする方法もあります。
肩の痛みを抱える患者さんで、意外とこの鎖骨に対するケアをしたことがないという方が多いのでやってみて下さい。
症状が軽いものであれば、このケアだけでも腕が痛みなく動くようになることがあるので試してみて下さい、腱鞘炎のような手首の痛みにも効いたりします。
もし五十肩、四十肩、肩の痛みなどでお悩みでしたら下記URLから「ブログを見ました」とお伝えください。
https://honatsugi.bmc-seitai.com/
・まとめ
五十肩(肩関節周囲炎)はレントゲンなどの画像所見では原因が見つからない肩の痛みの場合に診断されることが多く、画像で原因が見つからないことから筋肉や神経の問題が原因として考えられます。
腕を動かすには大事なポイントとして「肩関節」「肩甲骨」「鎖骨」この3つがあります。
この3つのどれか1つでも動きが悪くなってしまうと、筋肉に大きな負荷がかかってしまい肩の痛みの原因になります。
なので、肩に痛みがある時は、「肩関節」だけを見るのではなく、「肩甲骨」や「鎖骨」の動きを見てどこに原因があるかを考える必要があります。
自分で判断するのは難しいと思うので、まずはご紹介したセルフケアの方法を試してみて下さい。